ゴムの歴史 4代目ブログVol.2 | 補給品BANK

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ゴムの歴史 4代目ブログVol.2

4代目ブログVol.2です!
今日の新聞にプラスチックの原料として使われる塩ビの価格が上がっているとの記事がありました。原因は塩ビの原料である石油精製物であるナフサとエチレンの価格が上がっているからだそうです。どちらも石油から作られます。

新型コロナが流行り始め、世界各国でノックダウンが行われた2020年4月に原油価格が暴落(具体的には原油の指標であるWTIがマイナスを付けた、つまり通常は売ったらお金が入るのに、売っても逆にお金を取られる 状態)しました。
かなりの衝撃だったのですが、今は各国の経済活動が急速に戻っていることなどから、その急速な戻りに対応しきれずに原油価格は上がり気味です。

なぜ、いきなり原油の話をしたかと言うと、ゴムも原油とは切っても切れない関係だからです。
そんなゴムの歴史について、今日は書こうと思います。

ゴムは子どものおもちゃからはじまった??
遡ること約500年前、コロンブスが第2回の新大陸を渡航していた頃のお話です。
南アメリカの、今のドミニカとかキューバとかの近くにある「ハイチ島」で、原住民の子どもが弾むボールで遊んでいました。それを「珍しい」と思ったコロンブスは、そのボールを持ち帰ったことが始まり だと言われています。

そこからしばらく経って、1736年にこれまた南米を探検していたフランス人が現地の方が「へべー」の樹液を衣服や靴に塗って防水の役目を果たしていることを発見し、雨がっぱなどに転用されていきます。

ゴムの発展は、産業の近代化と一緒に発展してきた分野
18世紀から19世紀前半にかけて、産業革命に成功し、植民地支配を進めていたイギリスが野生の天然ゴムを支配していた東南アジアに移植して「ゴム農園」をつくり、独占することを計画します。
1876年にイギリス人の「ウィッカム」という人がアマゾン川流域から天然ゴムの木(パラゴムノキ)の種を盗んで育てました。
20世紀に入って(ほんとつい100年前!)東南アジアを中心に天然ゴムのプランテーションが盛んになっていきました。

そして、戦争で物資が必要になったこともゴムの工業発展をかなり後押ししました。
戦争が工業化に拍車をかけることってよく聞きますよね。
新型コロナは「戦争と一緒だ」なんて言う方がよくいらっしゃいますが、社会が劇的に変化するタイミングで色々な分野が成長・発展していく ということなのかな・・・と思ったりします。

詳細に書こうとすると長くなってしまいます、天然ゴムの歴史しか書けませんでした・・・
歴史については、また続きを書きます!冒頭の原油との関係性をまだ触れられていないので・・・