課題解決事例 色目の変化なく、場所で強度が変わるゴム製品をつくりたい! 4代目ブログVol.38 | 補給品BANK

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課題解決事例 色目の変化なく、場所で強度が変わるゴム製品をつくりたい! 4代目ブログVol.38

4代目ブログ」Vol.38です。
ときが流れるのは早いもので、今年もあと2カ月ちょっとになりました。あと2カ月、しっかりと駆け抜けたいと思います!

今日は、場所によって強度が違うゴム製品を色目の変化なく対応して、お客さまのご要望にお応えした事例をご紹介します。

<案件概要>
商 品 群    モビリティ関連
案 件 区 分    新規量産
製品サイズ   900×500程
お困りごと   場所によって強度を変えたいけど、色味が変わってしまう
解 決 方 法    配合調整により、色目の変化がない強度違いのゴム材料で解決!


一つの製品で、強い箇所と柔らかい箇所を実現させたい!
モビリティ関連のお客さまで足元のフロアマットに関するご相談でした。運転中ずっと足が乗ってますので、どうしてもすり減ってきます。また、足がよく乗る箇所とあまり乗らない箇所が出てきます。そうした使い方がされるので、真ん中の足が乗る箇所がすり減りやすく、あまり足が乗らない外周部分はすり減りが少なくなります。これは使用環境上避けられないので、製品自体の真ん中部分の強度を上げて外周部分は柔らかいままにしたい!とのご要望でした。

同じ「黒」でも微妙に色目が変わってしまう・・・
強度に違いがあるゴム材料を開発し、それを同時に成形することで、狙い通りの強度違いのフロアマットを作ることができました。
しかし、色が微妙に違うのです・・・!!同じ「黒」でも強度があるゴム材料と柔らかいゴム材料では配合が全然違います。なので、黒は黒でも、薄かったり、濃かったり、灰色に近かったり、真っ黒だったり様々です。
この色を揃えないと見た目が悪くなってしまいます。

配合調整で同じ「黒色」を実現!!
黒色に揃えるために、配合調整を行いました。色だけを寄せにいこうとすると、今度は強度が落ちたり、その強度を補おうとすると色が変わったり・・・トレードオフを繰り返しながら、試行錯誤を重ね、強度は基準を満たしつつ、色目が同じゴム材料を開発することができ、立ち上げをすることができました!
配合で強度や色などを調整する・・・これがゴムの醍醐味だと思います。

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