ワガママ!?なゴムちゃん 4代目ブログ Vol.20 | 補給品BANK

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ワガママ!?なゴムちゃん 4代目ブログ Vol.20

間が空きましたが、「4代目ブログ」Vol.20です。

4月から新卒の新入社員を迎え、ついにDX化もスタートしました!
2年連続で新卒社員を仲間として迎え入れられたことは、大変喜ばしく思います!

DXは、まずは紙で取っていた日々の生産日報をタブレットに変えました!
これで作業開始前の日報を書くための事前記入作業が各ライン15~30分⇒0分となり、これが×10ライン分ですから、( ゚Д゚)な削減効果です。
でも、これはかなり表面的な改善に過ぎないと思ってます。
本質は電子化された情報をトコトン分析して、「ムダ取りマン」になれるか、です。
早速4月に取ったデータを生産計画に落とし込んで実験中です。
最近は工場を歩き回り、ラインを見て、「ムダ取りマン」を目指しています。

前置きが長くなりましたが、今回のテーマはこちら!!

ゴムってすごくワガママなんです・・・
どういうことかと言うと、ゴム製品を作る上で、金型にゴムを入れて高温で焼く(加硫工程)過程で、傷が出来たり、エアーが溜まったり(膨れ)、時にはブツブツができたり・・・結構厄介なんです。。。
真ん中で少し凹んでいるのが傷です。
こうした傷がついた製品は見た目も悪く、性能を十分に満たすことができないため、不良品となります。
こうした不良品は生産工程の中でどうしても一定の確率で発生してしまう側面があります。

では、理由は何か?

用法・用量をお守りください。
かぜ薬などの説明書に必ず書いてありますよね。「用法・用量をお守りください」
ゴムもそうなんです、少しでも用法・用量を守らないと不良が出やすくなります。
加硫する前のゴムは「ナマモノ」です。
外気温や湿度、金型の温度、材料の保管状態、薬品などの混ざり具合などによって、加硫した後の状態に大きく影響します。

なので、製品の立ち上げる前の工程の作り込みの段階で、材料の練り具合や切り方、重量、金型への置き方、機械の設定、時間、取り出し方、仕上の仕方など多くの管理項目を1つ1つ明確にしていく必要があります。
そうした上で、決められた用法・用量を守った上で、大切に加硫していきます。

基本作業を大切に!
特に弊社では大きなゴム製品を製造しているので、1回に使う材料の量が多く、出来上がるまでにかかる時間が長めです。1個傷などの不良が出てしまうと、その材料や時間がモッタイナイことになってしまいます。
なので、最初の立ち上げ前の工程の作り込みとその用法・用量の遵守に力を入れています。

タブレットの導入によって、そうした作業の標準化にも取り組んでいます。

ワガママなゴムちゃんと親友になる日を待ちわびて、明日も真剣にモノづくりと向き合っていきます!!

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