金型はモノづくりの要
今回は「型管理マニュアル」について書こうと思っておりましたが、書いているうちに、金型について触れたほうがいいな と思って方向転換です。今日は金型について書きます。
そのときどきの柔軟な方針転換って大事だと思うのです・・・
金型はモノづくりでの要
前回も触れたように、ゴム製品に限らず、金属製品や樹脂製品などを思い通りの形状で作る為に、金型を作り、そこに素材を仕込んで圧力を加える方法があります。モノを作るうえで最も一般的な成形方法と言えます。
逆に金型がないと、思い通りの形状でモノを作ることができない大変重要なものです。金型は一般的には鉄の塊を複雑に削って作るのですが、大変高度な技術が必要です。金型が少しでもおかしいと正確な製品はできません。
ですので、金型1個は大変高価なもので、ノウハウがたくさん詰まってます。
量産が終わると奥のほうでお休みに・・・
量産時はその金型を大切に使い、会社の業績を支える重要な1ピースになります。ですが、量産が終わると使う頻度も少なくなりますし、お金を生み出さなくなるので奥のほうにしまったまま・・・というケースが大半です。
人間もずっと寝ていると体が動きにくくなってくるのと同じで、金型も放置しておくと、どうしても湿気などでサビてしまい、1年ぶりに製品を作ろうと思ったら、サビてて作れない、作れるけど製品の不良が多く出荷できないなどの問題が出てきます。品質も悪化してしまいます。
補給品としての生産を頼まれたけど、サビててできません!って、生産者として良いのか?とも思いますが、お金を生み出さないのだから、そこに労力かけたくないですよね。
定期的なお手入れをする
ダメになる前に対策を打つことで、回復するのは人間も金型も同じです。ゴム製品の金型の場合、ブラストといって砂のようなもの(いろいろ種類はあるのですが割愛)を金型に吹きかけて汚れを落としたり、洗浄液で金型をキレイにしたりする方法が一般的なお手入れ方法です。お手入れをしてあげると、かなり金型はキレイになります。
メンテンナンスをしないと良い品はできません。
これで「型管理マニュアル」について書けるかな・・・
一応、次回テーマは「型管理マニュアル」。