課題解決事例 海外からの贈り物、欠品を回避! 4代目ブログVol.30 | 補給品BANK

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課題解決事例 海外からの贈り物、欠品を回避! 4代目ブログVol.30

4代目ブログ」Vol.30です。
不安定な天気がお盆明けから続いていますが、少しずつ暑さが和らいできた気がします。

今日は、もともと海外で生産していた製品でお困りになっていたお客さまのお困りごとを解決した事例をご紹介します。

<案件概要>
商 品 群    建設機械
案 件 区 分    金型移管、スポット対応
製品サイズ   1200×1400程
お困りごと   海外で生産していた金型使って、欠品を回避して欲しい
解 決 方 法    配合設計、金型洗浄、成形までを一貫対応

海外から送られてきた錆びた金型・・・さあ、どうつくる?
建設機械関係のゴム製品でのご相談でした。もともと量産は海外(アジア圏)で行っていましたが、量産が終わり、補給品(アフターパーツ)扱いになっていた製品でした。補給品なので、量が少なく、海外では生産してもらえないケースがあります。また、量産が終了した金型は外で保管され、サビサビといった事例もあります。
この案件は、まさに、「海外ではつくってくれない」「金型サビサビ」の状態でした。金型サイズも1500×1200程度とかなり大きいこともあり、弊社にご相談頂きました。
この案件をクリアするには、①材料の配合がわからない、②金型をどう洗浄するか、③しっかり成形できるかの3点をクリアする必要がありました。

材料の配合設計、物性試験をクリア
まず、材料の問題です。海外で生産されている場合、どのような物性、配合、材料グレードで量産が行われていたか全くわからないケースがほとんどです。なので、要求物性から推測して材料の配合設計を何種類か行い、物性試験を行いました。
無事、物性をクリアさせることができたので、材料は決まりです。

金型の洗浄・・・OKレベルまで磨き続ける
次は、金型のサビ取りです。写真はキレイになった後の写真ですが、開けたときはサビサビでどこに溝があるかもわからないほどでした。機械による洗浄なども選択肢にありますが、金型サイズが大きく機械での対応ができませんでした。なので、洗浄剤などを使いながら、丁寧に磨き上げていきます。2日ほどかけて磨き上げた結果、写真のように成形しても製品に影響が出ない水準までキレイにすることができました。

トライを重ね、無事に納品!欠品回避!
物性をクリアした材料と磨き上げた金型で、成形を行いました。最初は上手くいきませんでしたが、材料の仕込方や諸条件の改良を重ね、必要数の成形をすることができ、欠品を回避することができました!
送られてきた金型を開けた最初の衝撃はすごかったですが、クリアするための課題を1つ1つ洗い出し、解決していくことでお客さまに喜んで頂けました。

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