ゴムが剥がれる!ゴムと金属をしっかり接着 加硫接着の悩みを解決! 4代目ブログVol.82 | 補給品BANK

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ゴムが剥がれる!ゴムと金属をしっかり接着 加硫接着の悩みを解決! 4代目ブログVol.82

「4代目ブログ」Vol.82です。

みなさんは、金属にゴムがくっついている部品をみたことはありますか?身近なところでいうと、台車のキャスターなどです。
あまり直接目にする機会は少ないですが、機械の中や電線周り、自動車、鉄道などで多く使われています。
こうした部品は、金型の中に金属を仕込んで金属の周りをゴムで覆うようにして高温で焼くことででき、「加硫接着」と言われています。
金属は、一般的な鉄やアルミ、鋳物など多岐に渡ります。また、使用するゴムも様々なところで使われるため、天然ゴムやEPDM、NBRなど様々です。
もし、金属にくっついているゴムが剥がれるとどんなことが起きると思いますか?
台車を押していていきなりタイヤのゴムが剥がれたら、ビックリしますよね。ビックリで済めばいいですが、けがに繋がる可能性もあります。
実際、加硫接着の製品では、金属からゴムが剥がれる不具合が起きやすいと言われています。量産の立ち上げのときは問題ないことが多いのですが、そのゴム部品が世の中に流れ始め、少し経ってくると起きやすくなります。
「そういうものです」なんて言い分はなかなか通用しませんから、なんとかしないといけません。
根本的に剝がれてしまう理由はどこにあるのでしょうか・・・
カップルや夫婦、友達と同じように、実は金属とゴムの「相性」なんです。。。
加硫接着のゴム製品はほぼ接着剤が使われています。
接着剤と金属の相性
接着剤とゴム種類の相性
この2つの相性が大切です。
なので、金属の素材は何なのか、ゴムの種類にしっかり合った接着剤を使えているかが大変重要です。
更に、金属に「きちんと」接着剤が塗れているかも大変重要です。
接着剤が薄かったり、塗りが甘かったりするとそこから剥がれが始まります。自動で塗れればいいのかもしれませんが、形状などによって人の手に頼らざるを得ないところもたくさんあります。
なので、均一に過不足なく塗れるようにするための「治具」を活用することも大切です。

接着剤の選定と塗り治具の見直しを行ったことで、剥がれ不具合がなくなり、お客さまに喜んでいただくことができました。
剥がれの不具合が発生するとその処理に時間が取られてしまい、本来の仕事の時間が少なくなってしまい、生産性が下がってしまっていたそうですが、不具合の解消により本来業務の時間が増え、生産性が爆上がりしたそうです。

お客さまからすると、仕入れたゴム部品が不測の出来事とは言え、不具合が出てしまうとやはり気持ちのいいものではありません。
また、本来の仕事時間が削られていくのは本当に気持ちが萎えます。
だからこそ、しっかりしたものを安定して供給することが大切です。

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