ゴム製品のつくり方 4代目ブログVol.14 | 補給品BANK

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ゴム製品のつくり方 4代目ブログVol.14

4代目ブログ」Vol.14です。
今日は、ゴム製品の作り方を。

ゴムづくりはパンづくり?
ゴム製品のつくり方を高校生や異業種の方に説明するときによく使う表現があります。それは「パン作りと同じ」です。
パンは、小麦粉に水を足して「こねこね」して発酵させて、焼いて出来上がりです。(パンの専門家の方すいません、パン作りはド素人です、よくわかっていません 笑)
ゴム製品もほぼ同じ。原料のゴムに色々な薬品を入れて「こねこね」して熟成させて、「チン」して出来上がりです。写真のような感じです!(すべて弊社にあるものを使ってます)
レシピづくりが大切!秘伝のレシピ
写真の工程をざっと説明すると、まず原材料をレシピに沿って計量します。
それを「こねこね」用の機械に入れて、混ぜます。
こねこねした「ゴムの塊」をシートにして、使いやすいようにカットします。
それを金型などに入れて、加熱すると焼けます(チーン)。
ここで大切なのが、レシピづくりです。ゴムには求められる機能が製品毎に定められています。「よく伸びる」「熱に強い」「オゾンに強い」などです。その規格を満たす為に、薬品などを使ってレシピを作っていきます。
このレシピづくりを間違えると、規格に合わないゴムが完成します(ガーン)。
このレシピづくりに各社のノウハウが現れます。要は、秘伝のレシピです。

ゴムも熟成が大切?
ゴム生地ができてカットしたあとに、しばらく熟成させます。出来たての生地はアツアツで、ゴムの分子君たちが飛び回っています。分子君たちが飛び回っていると生地を焼いたときに無理やり押さえつけることになりますから、不都合が出てきます(不良品が出たり)。なので、熟成して分子君たちが静かになったころに焼くのが大切です。

焼かないとゴムにならない
写真で言うと「生地を焼く」という工程が極めて重要です。専門的には「加硫(架橋)」と言いますが、生地だけでは、見た目はゴムですが、伸ばしてもすぐに切れてしまいます。
生地を焼いてあげることで、ゴムの分子君たちが手をつなぎ合って強くなります(伸ばしても切れにくくなる)。
焼く前は、分子君たちはあまり仲がよくないようで手を緩やかにしか繋いでません。焼くと仲良くなってギュッと手を繋ぎます。

このような流れでゴム製品はできます。
弊社では、このレシピづくりから、焼く工程までを一貫して対応できます!

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