課題解決事例 ゴム独特の臭いを抑えたい! 4代目ブログVol.33 | 補給品BANK

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課題解決事例 ゴム独特の臭いを抑えたい! 4代目ブログVol.33

4代目ブログ」Vol.33です。
今年も高卒の新卒募集を行っています。先日就職希望者の応募が解禁され、弊社に応募してくださった方がいらっしゃいました!ありがとうございます(^^)
3年連続、新卒の就職希望者の内定を出すことができました!!

今日は、ゴム独特の臭いを抑えたい!という課題を解決した事例のご紹介です。

<案件概要>
商 品 群    モビリティ関連
案 件 区 分    量産
製品サイズ   900×600程度
お困りごと   空間にこもってしまうゴム独特の臭いを抑えたい!
解 決 方 法    材料配合と成形工程を見直し、お悩み解決!

ゴム独特の臭いのもとは油や薬品が原因?
輪ゴムやタイヤなどゴム製品の独特の臭いを感じたことはありませんか?いわゆる「ゴムくさッ!」って思わず言葉に出ちゃうあの感じです。ゴムは天然ゴムと合成ゴムの2つに大別できます。天然ゴムは「ゴムの木」から採取される天然物であるため、ゴムの臭いが特徴的ですが、不快な臭いではありません。合成ゴムはそこまで臭いがするものではありません。では、ゴムの独特な臭いの正体は・・・?
ゴム材料の中に添加する石油系の油や添加剤と言われる化学系薬品が主な原因です。強度を強くするための老化防止剤や加硫促進剤、可塑剤と言われる油はゴム材料を作るうえでは不可欠です。物性を担保するには不可欠なんですが、その薬品が原因となり、少し刺激臭がするようになったり、空間に残り続けてしまったりするケースがあります。

空間にこもってしまう臭いを最小限に抑えたい!
臭いの感覚は人によって様々です。少しの臭いで不快に感じる人もいれば、平気な人もいます。人によって基準が変わってしまうので、標準値を設定するのが難しいからこそ、このお客さまは最初からゴム臭を抑えたい、というお悩みをお持ちでした。
臭いとゴム材料の物性はトレードオフ(なにかを優先させたら、別のなにかが劣後する)の関係になりやすいですが、2つのアプローチを取りました。
配合設計の見直しと生産工程の見直しです。

臭いの少ない配合設計と生産工程での臭い飛ばし
配合設計では、臭いの強い添加剤を避けつつしっかり要求物性をクリアする配合を設計しました。生産工程では、工程上に臭いが飛ぶ工夫を設けました。この2つのアプローチで製品自体から生じるゴム臭を抑え、空間内に臭いが残り続けない製品の作り込みをすることができ、お悩みを解決することができました!

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