課題解決事例 ゴム製品をオゾンから守る! 4代目ブログVol.39 | 補給品BANK

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課題解決事例 ゴム製品をオゾンから守る! 4代目ブログVol.39

4代目ブログ」Vol.39です。
11月になりました!段々冬の足音が近づいてきましたね。

今日は、ゴム製品の大敵「オゾン」についての課題解決事例をご紹介します!

<案件概要>
商 品 群    建材関係
案 件 区 分    量産
製品サイズ   φ300~φ500
お困りごと   オゾンクラックが発生しない材料に切り替えたい
解 決 方 法    ゴム材料の配合設計で耐候性の高い材料をご提案


ゴムにとってオゾンは大敵!
ゴム材料は化学化合物で空気中の分子と反応し続けています。特に大気中に存在するオゾンとゴムは非常に仲が良く、時間が経つと写真のようにゴムにクラック(裂け目)が発生することがあります。
このクラックが発生しない材料に切り替えたい、とのお客さまのご要望でした。

オゾンからゴムを守る配合をご提案
オゾンクラックからゴムを守るためには、耐候性を上げる必要があります。ゴム材料の耐候性を上げるためには、2つ方法があります。
①大気中の分子と反応しにくいゴム種類を選択する
②老化防止剤をゴム材料に添加し、大気中の分子とゴムが手を繋がないように配合設計をする
この案件は②を選択する必要があったので、ゴムとオゾンが反応しないような老化防止剤を添加することで、耐候性を上げたゴム材料をご提案しました。

老化防止剤にはデメリットもあるからご注意を!
ご提案した材料を試験に通し、OKをもらって喜んで頂くことができました!
一方、老化防止剤の添加には注意が必要です。添加量や添加種類をしっかりと調整しないと、その老化防止剤がゴム製品の表面に浮き出てきたり、強めの臭いが出てきたりと悪い影響を及ぼすこともあります。
用途や物性などをしっかり検討し、老化防止剤を選択する必要があります。

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