課題解決事例 使用している材料種類を調べて最適な材料をご提案! 4代目ブログVol.35 | 補給品BANK

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課題解決事例 使用している材料種類を調べて最適な材料をご提案! 4代目ブログVol.35

4代目ブログ」Vol.35です。
朝晩はだいぶ涼しい気候になってきて、半袖では少し肌寒く感じるようになりました。

今日は、材料についての課題解決事例をご紹介します!

<案件概要>
商 品 群    生活用品関連
案 件 区 分    海外からの生産移管
お困りごと   海外から生産を国内に切り替えたいけど、どんな材料を使用していたかわからない
解 決 方 法    材料種類の調査、最適材料のご提案

ゴム材料の種類がわからない!そんなときは頼れる仲間に相談!
生活関連用品に使用されるゴム部品についてのご相談でした。その部品は海外で生産していたが、サプライチェーンの見直しにより、国内生産に切り替えたい、ということでご相談を頂きました。
図面はあったのですが、ゴム材料種類に関する指定がなく、用途から想像をしてゴム材料の種類を決める必要がありました。ここまでくると弊社だけでの力では解決できないので、ゴム材料の練りを専門にするゴム屋さんに相談、現行品からゴム材料の種類を特定してもらい、そこからゴム材料の開発を一緒に行いました。

問題発生!でも、化学に基づいてしっかりクリア!
調べていくとゴム材料の種類は薬品や油などに強い「NBR」ということがわかり、まずは一般的なNBRで配合を設計し、成形試作を行いました。
しかし、試作後の試験で、そのゴム部品が他の部品と使用されることで、膨潤(ぼうじゅん。膨らむこと)してしまうことがわかりました。これでは、しっかりと機能しないので、もう一度配合を見直しました。
「NBR」のなかでも、ゴムに含まれる「ニトリル」の量を調整することで、耐薬品性などの機能を上げることができます。そこで、ニトリル量が通常のものよりも、多いもの(高ニトリル)、極端に多いもの(極高ニトリル)の2種類を追加で設計し、成形試作と膨潤試験を行いました。
その結果、ニトリル量が極端に多い「極高NBR」であれば、膨潤せずに使用できる!ということになり、一旦配合は完成!第1ステップクリア!

必要な許認可も取得までサポート!
次の問題は、最終的にこのゴム部品を使用した製品の中に入っている液体がヒトの身体に触れたり、体内に入ったりする可能性がある、ということで、食品衛生法の許認可を得る必要がありました。
体内に入っても人体に影響がない薬品などを使用する必要がありましたが、頼れるゴム材料専門のゴム屋に相談し、許認可をクリア!
お客さまの求めるゴム材料の提供ができる体制を構築することができました!

手探り状態でしたが、ゴム材料の練り専門の頼れるゴム屋さんにサポートして頂き、お客さまのお悩みを解決した事例です。弊社では、頼るべきところはしっかり仲間を頼り、お客さまのお困りごとを本質から解決できる体制を整えられるようにしています!

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