「4代目ブログ」Vol.36です。
子どもの運動会のPTAリレーに出場し、現役さながら加速したら、足が空回り・・・見事に転び、太もも肉離れしました・・・(笑)もう若くないですね・・・
しっかり練習して来年リベンジしたいです(笑)

今日の課題解決事例は、金属とゴムの一体成形で頻繁に発生する不具合を解消し、無事に量産化した事例です。

＜案件概要＞
商　品　群　   輸送機器関連(金属一体成形)
案 件 区 分　   金型移管
製品サイズ　 　50×500程
お困りごと　 　金属とゴムを一体成形した際に金属が飛び出してしまう
解 決 方 法　   金属が飛び出ない治具の開発と成形条件の見直し


何件か試作を試みたけど・・・
輸送機器関連のお客さまからのご相談で、ゴムの中に金属が通っている、ゴムと金属の一体成形品についての金型移管案件でした。他の会社さん何件かで試してみたけど、ゴムの中に上手く金属が収まらず、写真のように金属が飛び出てしまい、上手くいかなかった、とのことでした。

原因調査と治具の開発
弊社で同じように試してみると、やはり上手く金属が収まらず、飛び出てしまう事象が多発。ゴムが加硫する過程で圧力がかかるので、その圧力に金属が負けて押し出されてしまうことが最大の原因であると突き止めました。製品サイズが500ミリと長いことも相まって特定箇所から飛び出る、ということではなく、色々な箇所から飛び出てしまうという課題も見つかりました。そこで、金型にゴム材料と金属を仕込む際に、金属が圧力に負けないように金属をゴムに固定する治具を構想し、開発しました！

成形条件の見直しにより更に改良
治具の開発によって金属がゴムの中に収まるようになりましたが、ときたま飛び出てしまい不良となってしまうため、ゴムの中に金属を閉じ込められるような成形条件に見直すことで、下記写真のようにキレイに金属がゴムの中に収まるようになり、無事に金型移管、量産化になりました！

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