課題解決事例 表面が油っぽい・・・ブリードを解決! 4代目ブログVol.41 | 補給品BANK

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課題解決事例 表面が油っぽい・・・ブリードを解決! 4代目ブログVol.41

4代目ブログ」Vol.41です。
すっかり冬の気候になってきました。朝晩はかなり冷え込むようになりましたね。

今日はゴム製品のトラブルにありがちな「ブリード」について、解決事例をご紹介します。

<案件概要>
商 品 群    モビリティ関連
案 件 区 分    量産
製品サイズ   100×350㎜ほど
お困りごと   ゴム製品の表面が油っぽくなっている・・・
解 決 方 法    ゴム材料の配合調整と成形条件の見直しで解決!


時間が経つと表面に油が浮き出ているような・・・
モビリティ関連のお客さまで、試作を行い少し時間が経過して、試作品を見てみたら、製品の表面に油が浮き出ているような色の変化が発生した、とのお悩みをご相談頂きました。
これはゴム製品のトラブルの中でよくある事象で、「ブリード」と言います。ゴム材料に使われている石油系の油(可塑剤)が時間の経過とともにゴム表面に浮き出て表面上の色変化が生じる事象です。ちなみに、製品の品質上は大きな問題はありません。

ゴム材料の配合と成形条件の見直しで解決!
ブリードが生じる主な原因は、ゴム材料を練る際に、油と他の薬品などが上手く混ざらずに発生します。特にEPDMなどのゴム材料は油や薬品を多く使うので、ブリードが発生しやすい傾向にあります。
それを防ぐために、ゴム材料の配合を調整し、油とゴムとの混ざりを改良し、成形工程でも圧力などを調整しました。
その結果、お客さまが満足できる水準まで改善することができ、喜んで頂きました。

ブリードによく似た事象で「ブルーム」というのがあります。これは、ゴム製品から背後された薬品が浮き出てゴム製品の表面が白くなることを指します。
こちらは別の機会にご紹介します。

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